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読書 4

ひっさしぶりの読書感想。

つーか、実は1ヶ月以上前に何冊か読んでたんだけど、更新をサボってたのとあまりに新しく読む東野圭吾さんの作品内容が重くて、なんて書いていいかわかんなかったから(+o+)

で、そのうちの一冊が

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『手紙』





貧しい二人暮しの兄弟の弟が、成績優秀なのに金銭的な理由で進学を断念しようとしていた。

自分は進学をせず弟のために働いていた兄はそれを知り、ほんの一時の気の迷いから、かつて引越しの仕事で行った事のある裕福な一人暮らしの老女の家に空き巣に入るのだが、実は奥で寝ていた老女に見つかった末に思わず殺してしまい、強盗殺人の罪で刑務所の中へ。

物語は、その兄が毎月欠かさず弟へ送ってくる手紙が基点になっている。

残された弟は、進学はおろか高校も周囲の明らかに以前と違う態度に心を閉ざしながら卒業し、生きるために就職し途中、通新制大学に進学したりバンドに誘われたり、恋愛し結婚したりするのだが行く先々、出会う人が現れる度に傷ついて、最後には兄と決別し、その存在すら自分の人生から抹消しようとする…。

説明が大変下手なんだけど、主人公の気持ちや兄の気持ち、事件や事故の被害者、加害者、そしてそれぞれの家族の気持ちになって読んでいくうちに、ラストに至っては答えのない大きな問題を提起されたようで、非常に疲れた。

社会が、自分もたぶん、作中の人物達のように加害者の家族まで偏見に満ちた目で見て差別してしまうのもわかるし、傷ついた主人公が自分や自分の家族を守るために罪を犯した兄貴と決別しようとするのも、「重大な罪を犯した本人はおろか、その家族も、受ける差別は当然と思わなければいけない。我々は差別しなければいけない。そう考えていれば、犯罪は減るのだぁ!」と説く、弟が就職した会社の社長の意見もわかる。

でも…。

『はい、そうですね♪』

と音符付きでは言えないんだよね。

長くなった上で余談だが、この作品は去年映画化されている。

まだ観ていないので是非観てみたいのだけど、山田孝之の弟役ってのはミスキャストのような気が(^_^;)

『白夜行』のイメージが強いせいかもしれないが、どっちかって言うと兄貴役でしょ?

手紙 Book 手紙

著者:東野 圭吾
販売元:毎日新聞社
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