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シリアナ

大変難しく、悲しい映画だった。

『シリアナ』

シリアナとは、イランやイラク、シリアなどがひとつの民族国家を形成した場合を指す隠語のようなもの。

そのシリアナで長年、秘密裡に活躍してきたCIA諜報員、ボブ(ジョージ・クルーニー)。
彼は息子の大学進学を機に、デスクワークに就く事を考えていた。

しかし、最後の仕事になるはずだった武器商人の暗殺の際、スティンガーミサイルを1基奪われてしまう。

本部に報告に帰ると、「それより大きな仕事」とある仕事を命ぜられる。

小さなエネルギー商社でアナリストとして働くブライアン(マット・デイモン)。
ある日、アラブ某国の王が主催のパーティーに家族と共に招かれたが、不慮の事故で長男を失ってしまう。

しかし、それをきっかけに、王の長男であるナシール王子にアドバイザーとして雇用される。

一方、野心家の検事ベネット(ジェフリー・ライト)はアメリカ最大の石油会社コネックス社に雇われ、もうひとつのライバル石油会社との合併に際し相手の弱点を見つけ、より条件のよい合併に持ち込むよう指令を受ける。

調べるにつれ、国家までもが関与する黒い動きがあると知るのだが…。

いずれ底をつくとされる石油。

まさに今、我々日本人も直面している問題だ。

石油を巡って利権を一手にしたいアメリカ政府、自国ひいてはアラブ全体の未来のために改革を志す某国の王子、それを阻止するために王子の実弟を唆さんと暗躍する経済界のフィクサー、CIA、利権争いのために職を失った出稼ぎ労働者の若者、それを利用するテロリスト…。

誰が主人公でもない、それぞれの物語が、やがて悲しい結末を迎える。

劇中でてくる

「石油とは世界が依存するコカインのようなもの」

すべてを象徴している気がする。

ある程度、国際情勢とかを把握してないと難しい。


教科書にもニュースにもならない、地球を俯瞰で見た真実が見えてくるかも。

ps.役作りのために30kg近く太り、少し長めの髪を撫で付けたジョージ・クルーニー。
(モデルになった男性がハゲてたけど、それは固辞したらしい。生えなかったらイヤだからだって(笑))

見事、アカデミー助演男優賞を受賞した訳だけど、彼はやっぱり短髪に締まった体が似合う!

『ピース・メーカー』や『アウト・オブ・サイト』、もちろん『オーシャンズ』シリーズのね☆





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