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羊の雲の過ぎる時

羊の雲の過ぎる時

羊の雲の過ぎる時

蒸気の雲が飛ぶ毎に

空よ おまへの散らすのは

白い しいろい絮の列

帆の雲とオルガンの雲 椅子の雲

きえぎえに浮いてゐるのは刷毛の雲

空の雲…雲の空よ 青空よ

ひねもすしいろい波の群れ

ささえもなしに薔薇紅色に

ふと蒼ざめて死ぬ雲よ 黄昏よ

空の向こうの国ばかり…

また或るときは蒸気の虹にてらされて

真白の鳩は暈となる

雲ははるばる ひもすがら


立原道造の『雲の祭日』

俺が映画にちょっとだけ携わるきっかけになった、熊井啓監督作品『海と毒薬』で主人公の勝呂医師(奥田瑛二)が悲しげに思い出す詩だ。

(写真の雲は羊雲ではないけれど…)

今日はここまで。

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