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グラン・トリノ

名優クリント・イーストウッドが「これで俳優の仕事は終わり」と宣言した、自身の監督作品『グラン・トリノ』

ポーランド系アメリカ人のウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)の妻の葬儀。

朝鮮戦争を戦った帰還兵であるウォルトには”自分の中のルール”があり、それに反するものはいかなるものでも認めない。

それが実の息子達であろうと、彼らの子供、すなわち孫であろうとも。

そんな頑固なウォルトなので、息子達や親戚には煙だがられる存在だ。

ウォルトの亡き妻の最後の願い「教会で懺悔をして欲しい」を聞いていて、折にふれやってくる若い神父・ヤノヴィッチ(クリストファー・カーリー)に対しては「頭でっかちの童貞」と毒づく始末。

長く住んできた家があるデトロイトの街は、ウォルト自身が勤めていたフォードの威光も日本車の台頭ですっかり消えかかっており、その影響で長年一緒だったご近所さんも引っ越したり、年老いて亡くなったりで、今では数少ない。

そんな状況やかつての”記憶”もあり、外国人=よそ者を毛嫌いしていたウォルトの隣には、あろうことかベトナム・ラオスのモン族の家族が越してきていた。

ある日の夜、ウォルトは物音に目を覚まし、ガレージで自分自身も製造に携わった愛車【グラン・トリノ】を盗もうとしていた人影に銃を構える。

それは”隣人”の少年、タオ(ビー・ヴァン)だった。

タオは、街でギャングを気取る従兄弟の”スパイダー”にそそのかされて車を盗もうとしたのだったが、タオの姉・スー(アーニー・ハー)を成り行きで不良達から助けたことから、”隣人”とつき合うようになり、本物の家族とでは感じなかった《温もり》を感じるようになっていった。

そして、人生の道筋をなかなか見出すことのできないタオに、きつい物言いながらもいろいろと手を貸すウォルト。

車を盗めず、仲間にも入らなかったタオにヤキを入れにきたギャングに腹を立てたウォルトは鉄拳を加えたのだが…。

人生の幕の下ろし方に迷っている男と

人生の扉の開け方を知らなかった少年

序盤は主人公の性格に合わせたような、(おそらく意図的な)淡々とした場面転換だったが、ラストは涙が溢れてきた。

やっぱ、クリント・イーストウッドはスゴイ

演出も音楽も素晴らしい♪

贅沢を言えば、まだまだ自身にも演じてもらいたいけどね。

ちなみに、【グラン・トリノ】とは劇中にも登場する車の名で、【フォード・トリノ】という車種の中でも1972年から1976年に生産された名車。

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もうひとつの主役【グラン・トリノ】






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