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半落ち

前から気にはなっていたが、たまたま日曜にテレビをつけたら放送していたので、やっと観た。

『半落ち』

横山秀夫原作のベストセラーの映画化。

といっても、原作も読んでないけれど…。

ある事件を指揮していた強行犯の志木警視(柴田恭兵)の元に、一本の電話が入った。

「3日前に妻を殺したという男が出頭してきました。男の氏名は梶聡一郎。現職警察官です。」

その名前に聞き覚えのあった志木だが、そちらの方は部下に指示し、事件現場から連絡が入ったため急行したのだが本部から呼び戻され、自首してきた梶聡一郎(寺尾聰)の事情聴取をすることに。

まだ13歳だった息子を白血病で亡くした悲しみからアルツハイマー病に侵され、悪化の一途をたどっていた妻・啓子(原田美枝子)を殺害した動機などについて正直に話す梶だが、何故か殺害後の2日間については固く口を閉ざす。

調べると、どうやら歌舞伎町に行っていた様子なのだが…。

妻を殺害後、自らも自殺を図った模様の梶が、遺体をそのままにしたまま何故?

何かがあると思う志木だったが、現職警察官が妻を殺害したという不祥事の上、イメージの悪い”歌舞伎町”という地名まで出てはまずいと、【半落ち】の状態ででも

”病に苦しむ妻を思って、そして、その介護に疲れた末の嘱託殺人”

で片付けたい県警本部は、空白の2日間についての捜査を打ち切るように指示する。

一方、警察調書を見て不信感を募らせた検察の佐瀬検事(井原剛志)だったが、上から警察を刺激しないように言われてしまう。

そこには、横領の容疑で内偵を受けていた検察内部の人間が、あろうことか別件で、いわば”下部組織”である警察に捕まったという、検察から見れば『恥』の不祥事と、警察側の不祥事をお互いかばい合うという、取引があったのだった。

納得いかない佐瀬の前に、たまたま警察と佐瀬との言い争いを耳にして独自に調査していた女性新聞記者・中尾(鶴田真央)が現れ、そして佐瀬の同期だった男で「人権派で名を売りたい」という考えから、「(義弟である)梶さんを恨んではいません」とマスコミにコメントしていた啓子の実姉(樹木希林)に話を持ちかけ、梶の弁護を担当することになった弁護士の植村(國村隼)もやってきて、同期のよしみで梶への接見に便宜を図って欲しいとやってくる。

志木、佐瀬、中尾、植村がそれぞれの立場で調べていくうちに、一枚の小さな新聞記事を発見する。

【命をありがとう】と題されたその記事が意味することとは?

そして何故、梶は『半落ち』を続けるのか?

寺尾聰の抑えた演技、そして柴田恭兵をはじめベテラン俳優陣の素晴らしい演技に拍手!!

おそらく原作も含めてだが、作品のでき云々はさておき、非常に考えさせられるものだと思う。

日本でますます深刻化していく高齢化とアルツハイマーをはじめ、いまだ難病とされる様々な病、そしてそれらを介護する家族や周りの人間の苦労・苦悩。

それだけに…という箇所もあったのだが、とにかく”観なきゃいけない”部類の作品だと言える。





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