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華麗なる追跡 THE CHASER

やっぱり”最後の作品”ということで、今までなんか避けてたんだけど、ついに観た。

『華麗なる追跡 THE CHASER』

華麗なる追跡 THE CHASER

主演:松田優作

成田を飛び立ったバンコク行きの旅客機が墜落した。

どうやら空中で爆発した模様。

捜査にあたった警視庁公安部外事第二課は、爆弾を仕掛けた犯人が都内のホテルに潜伏しているとの情報を得て乗り込むが、そこには犯人と思われるタイ人女性・タムの、状況から自殺と思われる死体が残されていた。

事件は、室内に残された【時限爆弾を仕掛けた。目的はタイの外務大臣の殺害】というタイ語のメモなどから、タイ政府が正式にタムによる犯行であると表明したため、犯人自殺で幕を下ろすのだが、兼城刑事(松田優作)は残されたタムの荷物に下着が一枚もないことなどからタムの犯行説に疑問を抱き、上司の小田切課長(小林稔侍)ら二課の刑事達と共に真犯人を挙げるために捜査を続行するのだった…。

1989年10月7日に日テレ系の2時間ドラマとして放送された本作。

当時、膀胱癌を患っていた優作さんは、撮了して数日後の9月28日に西窪病院(現・武蔵野陽和会病院)に入院。

11月6日にこの世を去っている…。

まさに遺作

21年も前の作品だから、稔侍さんも”幸楽のオヤジ”こと近藤春菜…じゃなくて角野卓造も髪があって若い!

華麗なる追跡 THE CHASER

携帯の調子が悪いのか、上手く写ってないけど優作さんの隣は、

弥太郎こと香川照之

若っ

その他、優作さんの盟友である山西道広や、あどけなさが残る和久井映見(かわいい)や中村あずさ、もう亡くなってしまったポール牧沢たまきのお二人にチャック・ウィルソンマイク眞木なんて人も出ている。

監督は、優作さんの初期の代表作『遊戯シリーズ』などの村川透

製作が、これまたセントラル・アーツだからか、『あぶない刑事』のような、ちょっとありえない設定、当時のナウい(死語)音楽やおしゃれなバーの様子などが描かれている。

刑事なのにみんなアロハ着てるし、経費(税金)使って車を買い揃え、それぞれが車を運転して移動(普通、乗り合わせるでしょ)

おまけに、都会のど真ん中でキャンプみたいな生活してるし(笑)

音楽は、俺も光栄なことに面識のある梅林茂さん

今、聴いても全然色褪せてないッスよ

そして、何よりこのドラマのもうひとつの目玉が、この人

華麗なる追跡 THE CHASER

フローレンス・ジョイナー

いわずとしれた1988年ソウルオリンピックの100m・200m・400mリレーの金メダリスト。

ちなみに100mと200mは、22年経った今でもジョイナーが世界記録保持者だ

引退して1年経った29歳当時の彼女は、演技は当然ながら下手くそだけど、やっぱり綺麗だった

これまた当然ながら、

華麗なる追跡 THE CHASER

物語のクライマックスで、ヒョウの様に疾走する姿が

【元オリンピック選手で現在はジャーナリスト】という設定で、それまではボディコンのようなスーツにハイヒールといういでたちだったのが、犯人と接触するからって何故かジャージにランニングシューズ姿。

おいおい!

ってツッコまずにはいられなかった

そもそも、この作品の当初のコンセプトとして【世界一速い】ジョイナーと【世界一速く走って”いるように見える”】優作さんの競演!

というのがあったのだが、前述の膀胱癌が腰にまで進行していた優作さんは以前のように走ることができず、タイトルとは程遠いアクションに終始している。

それでも終盤の銃撃戦では、かつての遊戯シリーズを髣髴とさせる場所とカット割で、必死に走っている優作さん。

事実を知ってから観ると、涙が出てくる

絶対、病に勝ってやる!と思っていたはずだから、遺作のつもりなんかじゃなかっただろうけれど、優作さんが昔から仕事をしていた仲間達(岡田晋吉・黒澤満・村川透)の作品だったから、病をおして出演したんだろうなぁ。

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