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セイント

好きな作品がスカパーでやってたので、ついつい夜更しして観てしまった

セイント

『セイント』

12人の聖人《セイント》の名前を名乗り、ハイテク機器と変装を駆使して盗みを働く怪盗(ヴァル・キルマー)。

孤児院で生まれ育った彼には名前がなかった。

人一倍、手先の器用な彼は、その暗い少年時代を引きずったまま、ただ”大富豪になる”という夢のためだけに生きていた。

ロシアの表も裏も牛耳ろうと目論む大富豪イワン・トレティアック(レード・セルベッジア)の屋敷にある最新のセキュリティを誇る金庫からマイクロチップを盗み出せ、という依頼を受け、見事に成功するのだが、イワンの部下で凶暴な息子・イリヤ(ヴァレリー・ニコラエフ)に見つかってしまう。

なんとか脱出した彼は再び変装してロシアに入り目標額達成のため、イワンと取引を試みる。

しかしイワンは逆に、【低温核融合】の方程式を完成させたといわれるエマ・ラッセル(エリザベス・シュー)博士から、その方程式を盗み出せという依頼をするのだった。

イギリスに飛んだ彼は聖人の一人、”サイモン・テンプラー”を名乗り、ラッセル博士に接触する。

が、誤算が生じた。

美しく、そして純粋なエマを、サイモンはいつしか本気で愛してしまったのだ…。

監督はフィリップ・ノイス

トム・クランシー原作でハリソン・フォード主演の『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』デンゼル・ワシントン主演の『ボーン・コレクター』、そしてこないだ紹介したアンジェリーナ・ジョリー主演の『ソルト』などを監督した今、注目の監督さん。

97年の作品だが、まだ『トップガン』『HEAT』と同じくらいカッコいいヴァルがいる

セイント

サイモンが得意としている”変装”

この”変装”がちょっと笑える。

セイント

金庫に盗みに入った際のもの。

まず、ロシア人を装ってたので、こんな感じ。

セイント

イワン&イリア親子に取引を申し込んだ時。

ちょっとおネエなキャラで対話してたが、すぐに見破られた

セイント

イワンに化けた時。

これは似てた!

そして極め付きはコチラ

セイント

もう笑うしかありません。

コントにしか見えない(笑)

まぁ、『ミッション・インポッシブル』のトムと違って、ローテクな【ズラ&ヒゲ】でやってるんだから仕方ないけど、エマにも見破られたときに

「何故、判った?」

とばかりに真剣に悩むヴァル、笑えマス

さて。

ただ笑うばかりでは、もちろんない。

当時では画期的な携帯にキーボードがついているやつや金庫を開けるための道具など、スパイ映画ならではの物も登場するし、スリリングなストーリー展開は「さすがフィリップ・ノイス!」というものだ

そして、物語に華を添える

セイント

エリザベス・シュー

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の2作目からマイケル・J・フォックスのガールフレンド役として登場した彼女は古くは『ベスト・キッド』、そして『リービング・ラスベガス』ではアカデミー主演女優賞にノミネートされるほどの実力派。

ハーバード大学卒業の才媛でもあるから、美貌と共にエマ役にピッタリなのだ

続編も考えられた作品なんだけど、14年。

とっても期待していたのだが、御年51歳のヴァルの見た目もああだから…無理だろうなぁ~。

隠れた名作(?)なので、機会があったら観てみて

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