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運命の人

TBS『運命の人』が面白い。

山崎豊子の同名小説の初ドラマ化。

沖縄返還の際に行われた外務省の機密漏洩事件、いわゆる【西山事件】がモチーフ、と言うよりほぼ史実に基づいた物語だ。

時代は1971年。

日本の念願であった沖縄返還に向け佐橋首相(北大路欣也)の下、政府はアメリカとの間で最終的な調整に入っていた。

毎朝新聞の外務省記者クラブのキャップ、弓成亮太(本木雅弘)は数々の記事を世に出してきた、いわばエース級的存在。

読日新聞の記者、山部一雄(大森南朋)とは互いを認めるライバル関係で、スクープ合戦を繰り広げていた。

弓成は、沖縄返還の際にアメリカが沖縄の地権者に払うと公には約束した、軍用地を元あった通りに復旧するための費用400万ドル(時価で約12億円)を、実は日本政府が秘密裏にアメリカに支払う密約があったという情報を掴む。

裏をとるべく、同郷の先輩でもある外務省の安西審議官(石橋凌)に詰め寄るが、なかなか情報をもらえない。

そんな中、安西審議官付の事務官、三木昭子(真木よう子)が

「今の世の中を変えて下さい。」

と弓成に申し出てきた。

数回にわたって極秘文書のコピーを受け取った中で、決定的な証拠となる文書を入手した彼は当初、新聞記者の本分である

”情報の出処は明かさず、提供者の安全は必ず守る”

を守るべく、情報ソースそのものは出さずに記事を書いていたが、社進党の横溝議員(市川亀治郎)からアメリカと密約を交わした佐橋政権を叩くため、沖縄、ひいては日本のためにも証拠の文書を貸してほしいと相談を受ける。

弓成は昭子の身の安全を守るために、決して文書そのものの公開はしないとの約束をさせ貸出しを認めたのだが、国会審議でヒートアップした横溝は思わず文書を取り出してしまった!

紛糾する国会。

佐橋首相の命令で十時正春警察庁長官(伊武雅刀)は内偵を開始。

自らに捜査の手が伸び、逃れられないと察した昭子は夫(原田泰造)の、脅しにも取れる説得に応じて自首する。

そして、弓成にも事情聴取が行われ、とうとう彼も逮捕されるのだったが…。

とにかく出演陣が豪華

フィクションとあるが、実際に存在する人物が多数登場する。

弓成亮太=西山太吉なのはもちろん、

佐橋首相は佐藤栄作・元首相

横溝議員は横路孝弘・現衆議員議長だし、

他にも田中角栄、福田赳夫、大平正芳など後に総理大臣になる大物(を想起させる人物)も出てくる。

中でも松重豊演じる弓成の上司、司脩一キャップは『たかじんのそこまで言って委員会』などでお馴染みの政治評論家、三宅久之

そして山部一雄は、あのナベツネこと渡邉恒雄なのだ

実際の【西山事件】では、西山太吉が三木昭子に近づいて肉体関係を持ち、文書を見せるように頼み込んだ、となっているのだが果たして???

面識はあっただろうけど年齢的には

ナベツネ>三宅>西山

西山氏がナベツネに対してタメ口をきいてたとは思えないし、

西山氏をヒーローのように取り上げているのはどうかとは思う。(方法は間違っていたとこもあるが、政府の悪しき体質を糾弾した点では偉いと思うけどね)

けれど、ドラマはワクワク・ドキドキの展開。

数年前に密約文書の存在を認める発言を当時の外務省の外交官が認めたり、文書そのものがアメリカの国立図書館で見つかったりしてるし、今でも何かと国民が蚊帳の外のような現在の日本政府の外交や政治のやり方そのものと重なる部分もあり、面白い♪

とにかく目が離せない

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