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第四の壁 - アナザーフェイス3-

第四の壁 -<br />
 アナザーフェイス3-

 

堂場瞬一『第四の壁-アナザーフェイス3-』

警視庁・刑事部総務課の大友 鉄は、学生時代に自身が所属していた劇団『夢厳社』の創立二十周年記念公演に招待されていた。

かつて彼が所属していた学生演劇集団から、人気俳優も輩出するなど、いまや最もチケットが取り辛い人気劇団へと成長していた『夢厳社』。

それも、強烈なカリスマ性と独裁的な力を持った主宰者、笹倉によるところが大きかった。

記念公演の演目は『アノニマス』

第一幕では、独善的な劇団の主宰者が舞台中に何者かに殺害され、第二幕では酒場で劇団員が犯人が誰なのか言い合い、探偵が犯人を暴くという話。

大友も初演の時に探偵役で出演した、思い入れのある作品だった。

息子の優斗、そして義母の聖子と共に観ていた大友の目の前で作品さながら、笹倉が死んだ!!

舞台用の模造刀が本物に摩り替えられていたのだ。

他殺―。

凶器を準備できたのは、関係者に限られている。

必然的に、そして自発的に捜査に参加する大友は、かつての仲間達を捜査の対象としなければならなかった…。

【第四の壁】とは舞台と観客との境目を指す言葉。

そこをテレビのスクリーンよろしく、観客は観るわけだ。

主人公の大友 鉄が、今まではその経験から簡単な変装をしたり、”演じて”容疑者や関係者の心を読んだり捉えたりしていたのだが、今回は現役の、それもプロの役者が相手

しかも、かつての仲間とあって私情も絡み、右往左往する姿はちょっと新鮮でもある(しかし、もう見たくないが)。

彼が何故、刑事という仕事を選んだのか、という話も出てきて、なかなか面白い。

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