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ゴーストライター

【ゴーストライター】執筆者に成り代わって文章や作品を代筆する人のこと。

久々に背筋の凍る思いがした…。

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『ゴーストライター』

監督は『戦場のピアニスト』『チャイナタウン』の巨匠・ロマン・ポランスキー

ゴーストライターを生業としている男(ユアン・マクレガー)は代理人リック(ジョン・バーンサル)から、元・英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝の執筆依頼の仕事が舞い込んできたと聞く。

面接をクリアし、彼の滞在先であるアメリカ東海岸の島にあるアダムの別荘へ、”リライト(書き直し)”をしに行くゴーストライター。

彼が受けた仕事には前任者がいた。

アダムの補佐官でもあったマイク・マカラという男が行っていたのだが、彼が島へ渡る船から落ちて溺死してしまったため、お鉢が回ってきたのだ。

アダムの秘書アメリア(キム・キャトラル)からは、元原稿の持ち出しはおろか、コピーもメモリに移すことも禁じられる。

隔離された島、厳重なセキュリティの別荘。

そして、アダムの妻ルース(オリビア・ウィリアムズ)とアメリアとの不穏な空気。

不気味さと居心地の悪さを思いっきり感じながら、仕事に取り掛かるゴーストライターだったが、さらに拍車をかけるように彼の環境は悪化する。

ラング政権時代の外相で在職中に更迭されたライカート(ロバート・ピュー)が、

「ラングは、イスラム過激派のテロ容疑者をCIAに引き渡し、不当に拷問した!」

と告発して、国際刑事裁判所へ調査を依頼したのだ。

そのあおりでホテル住まいだったのが要塞のような別荘に移るように言われ、オマケに前任者の、それも死んだ男の部屋で寝泊りする羽目に

さすがに他人の物が残ったままの部屋で生活する気にもなれず、”遺品”を整理し始めたゴーストライター。

彼は引き出しの裏に隠されていた、一通の封筒を発見した。

そこにあった資料はアダム自身が語った、彼が政治家を志すようになった経緯とは異なっていることを示していた。

前任者は何かを掴んでいた

不審に思ったゴーストライターは、写真の裏にあった携帯番号に電話してみるのだったが―。

ここまで読んで不思議に思うことはなかった?

そう、ユアン演じる主人公の名前が、映画が終わるまで出てこないのだ。

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初めてアダム・ラング元首相と会った際にも、

「ええっと、君は?」

「私は貴方の”ゴースト”です。」

と名乗っているのだ。

原作の英語タイトル『THE GHOST』(ゴースト)と、この映画の原題『THE GHOST WRITER』(ゴーストライター)が指す、本当の意味とは?

ご存知、元ジェームズ・ボンドのピアース(←配役にある種の意図を感じる)は相変わらずカッコいいけど、秘書役のキム・キャトラルは『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサの時と同じくセクシー(得意ではないセクシーさ)だけど、元首相の気の強い奥さん役のオリビア・ウィリアムズも

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凛とした美しさ(こちらの方が好き)ではあるけれど…

その他の登場人物も何かひと癖あり、怪しげな雰囲気を醸し出している

ラストは衝撃プラスちょっとした、いや、かなりの戦慄が走る

イギリスの某・元首相がチラつくこの物語、日本でも同じような事がもしかすると…

おっと、あんまし書くと、ね(笑)

ダークな感じなんだけど特にユアン以下、イギリス人俳優のお国柄というか、特有のウィットに富んだユーモアのある台詞回しが、重いストーリーの中でクスッとさせてくれるのもありがたい。

さすがは巨匠

ズバリ、言ってもいいかしら?

かなり面白いです

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